“Black Lives Matter”
この1ヵ月で皆さんもよく耳にし、目にしている言葉かと思いますが
実はもう何年も前から叫ばれ続けていることです。
ただ、日本では馴染みにくく、言葉の後ろにある文化的背景や
直訳で伝わりきらないニュアンスがあるように思います。
直訳すると ”黒人の命「は」大切” になってしまうのですが、
このメッセージの本来意味するところは そうではなく、
根深い人種差別や白人特権によって、白人の命は尊重されてきたのに
黒人の命は同等に扱われてこなかった。
黒人の命もまた、同じように大切で価値のある命!
↑この様なメッセージが込められていると思います。
また、アメリカの中でも ”黒人の命「こそ」大切” と解釈している人もいて
黒人にだけスポットを当てるのはおかしい、全ての命が大切だ!
「All Lives Matter!」を叫ぶ人もいるし、
警察官だって命がけで毎日勤務している!
「Blue Lives Matter!」を叫ぶ人もいます。
(※アメリカで青は警察を象徴するカラー)
全て正しいと思うのです。黒人の命も白人の命も警察官の命も
そう、全ての命は大切!
でも、このBlack Lives Matterは、それも充分に理解した上での
メッセージが込められています。
とある一つのメッセージが私の目を引きました。
黒人の小さな女の子がプラカードを持って抗議運動に
参加している写真です。↓
WE SAID → BLACK LIVES MATTER
NEVER SAID → ONLY BLACK LIVES MATTER
WE KNOW → ALL LIVES MATTER
WE JUST NEED YOUR HELP
WITH #BLACK LIVES MATTER
FOR BLACK LIVES ARE IN DANGER!
『私達はBlack Lives Matterと言っています。
でも決して黒人の命だけ大切とは言っていないのです。
私達は知っています、全ての命が大切だということを。
私達は #BLACK LIVES MATTERの運動と共に
貴方達の助けが必要です。
黒人の命はいつだって危険の中にあるんです!』
小さな女の子が笑顔で持つこのプラカードから
強く大きなメッセージをもらいました。
日本でも渋谷でBLMを訴えた抗議運動があったようですね。
平和的な抗議運動、意見を訴える場は今後もどんどん増えて欲しいと
思います。
日本はハロウィンやクリスマス、バレンタインなど海外の文化を
柔軟に取り入れることが出来る国民性。
お祭り事だけでなく、こういった世界的に解決が必要な事柄も
積極的に考え、取り入れていけるといいな、と思います。
決して他人事ではありません。黒人だけの問題でもありません。
日本人が海外へ旅したり、仕事で赴任したり、永住したりする上で
「アジア人」として差別されることだってあるのですから。
現に私も海外で差別を受けたこともあります。
21世紀になり、もう結構な時間が経過しています。
テクノロジーだけでなく、私達人間のマインドも成長しなければ。
もう、こんな差別、終わらせないと!
私達、シンプルライフ協会は
“コンプレックスを感じない・感じさせない社会”
“様々な生き方を理解しあい、個々を認め合える社会”を提案しています。
これらは『差別のない社会』に大きく繋がってきます。
少しずつでも着実に、そんな社会を目指しています!
BLACK LIVES MATTER!!
report: mami paulson from portland