Bigbelly(大きなお腹)。
勿論ポートランドには(まだ)あるだろうなぁ~と
思いながら久々にダウンタウンを歩いていると、、、
はい、発見!ありました!
Bigbelly = ソーラーパネル付ゴミ箱。
最近ではポートランドのみならず、アメリカ主要都市、観光都市では
目にすることができるのではないかと思います。
このゴミ箱、内部に圧縮機があり、捨てられたゴミを
ソーラーエネルギーで圧縮してくれるのです。
ゴミが溢れ出ず、街の景観・衛生が保て、ごみ収集車の稼動が減ることで
CO2削減に繋がり、収集にかかるコスト(人件費やガス代)削減にもなる。
ゴミの収集タイミングも遠隔操作で判断でき、回収が必要なゴミ箱だけ
収集に回れば良いという優れもの。
私が十数年前に街を歩いている時に既に設置されていたので、
ここ最近の取り組みではなく、継続された活動ということですね。
(日本でも2016年に港区にある大学で第一号が設置されているようです)
前回投稿した充電できるソーラーベンチもそうですが、
自然のエネルギーを上手に循環させて環境を守っていくことが
大得意なポートランド。
素敵だな~魅力的だな~と羨望の眼差しを向けがちですが、
このゴミ箱設置には柔和な点だけでないようで。。
ゴミ箱を漁るホームレスの排除といった策でもあったとか。
ポートランドの抱える大きな問題とも結びつくのでした。
通常のゴミ箱は捨て口が大きく、広く、捨て易い。=ゴミを漁り易い。
オレゴンではドリンクのボトルをお店に返却すると
10セントの返金があるので、ゴミ箱に入っているペットボトルや瓶は
ホームレスの人達にとって、貴重な収入源でもあるわけで。。
Bigbellyの話から増加し続けるホームレス問題に話が移行してしまいましたが、
これらは飛躍した話ではなく、繋がっています。
自然と環境、人にも優しいポートランドがホームレス問題をどのように
解決していくのか。
私も受け身ではなく、主体的に考えていきたい問題の一つです。
最後は可愛らしい街のゴミ箱を♪ (Bigbellyタイプではありませんが)
report:mami paulson from portland